もうすぐ節分です。節分って何?と聞かれた時にきちんと答えられますか?
特に子どもに聞かれた時にきちんと説明ができるように、要点を簡単にご紹介してみたいと思います。
① 節分って日本だけ?
結論から言うと、節分は日本だけです。
節分の次の日の2月4日の立春は、中国や韓国ではお祝いをします。
それでは、日本ではなぜ節分を行うのかというと、2月4日は立春、つまりこの日からは春です。2月3日はまだ冬ですが、季節を分ける日となります。
日本では、この季節の変わる時には邪気が入りやすいと言われているので、立春前夜の2月3日の夜に豆をまいて、邪気を払い(鬼は外)、福を呼ぶ(福は内)ようになりました。これが、日本で節分を行う理由です。
② なぜ恵方巻を食べるの?
厄を払い福を呼び込むために節分の日に食べると良いとされているのが「恵方巻」です。
なぜ恵方巻が福を呼び込むのかというと、巻きずしが福を巻き込むという意味で、中の具材は七福神にちなんで7種類とされていること、そして、歳徳神のいる恵方を向いて食べることで縁起が良いとされているからです。
ちなみに、2018年の恵方は、南南東の南です。
③ なぜ芸能人や力士、子どもが豆まきをするの?
それは、古来の日本では、芸能・相撲・子供は神事を執り行う神の代弁者だと考えられていたからです。
天の岩戸に隠れた天照大神を、アマノウズメという芸能の女神が救い出し、この世に光を取り戻したことが芸能が神事と言われる由来です。
相撲の由来は、神に奉納される神事(=相撲)を行う力士は、神から特別な力を与えられた者であり、伊勢神宮や明治神宮で奉納相撲を行うのは、相撲は神道に基づいたものであるからです。
子どもは「7つまでは神のうち」と言われ、神聖なものであるとされていました。
つまり、神の代弁と考えられていた芸能人・力士・子どもが、人々の無病息災や、土地の五穀豊穣を願い、節分に「豆まき」=神事をするのです。
まとめ
以上、節分についてでした。こうして何となくでも由来や意味がきちんと分かると、行事が大切なものであるという事がとても良く分かります。節分が日本だけだということも初めて知りました。
ちなみに、お家で豆まきをする方は、あらかじめ年の数分の豆を入れた小袋を家族分用意して、ビニールシートの上に撒く(置く?)と食べるのも楽ですし、また汚れないので掃除をする必要もありません。ご参考までに・・・☆