乾燥肌になると、かゆみを感じることが増えませんか?
そして、「どうしてこんなに痒いんだろ」なんてイライラしながらかきむしっている間に、肌がボロボロになって夜の眠れない・・・。
こんな経験、辛いですよね。
実は、乾燥肌でかゆいと感じるのには主な原因が3つあるのです。
ここではは、乾燥肌で“かゆい”と感じる3つの原因と、それぞれの対処法についてご紹介します。
空気の乾燥
エアコンのきいた部屋に居続けたり、空気が乾燥しがちな冬などは、空気の中に水分が少なくなります。
そんな空気の水分が乾燥少ない状態のままでいると、肌の水分も蒸発しやすくなるので乾燥肌になりがち。
→乾燥による対処法
では、空気の乾燥が原因でかゆみが生じている時には、どんな対処をしたらよいのか?
対処法としては、2つ。
・空気を加湿する
・肌に潤いを与える
という方法です。
まず、空気を加湿すれば肌の水分も蒸発しにくくなるので、乾燥肌対策になります。
エアコンの加湿機能を使ったり、加湿器を上手に利用しながらいつでも湿度を65~75%くらいにしておきましょう。
そして、肌に潤いを与える時には、バリア機能の役割をする潤い成分を与えることが大切です。
例えば、浸透力の高い潤い成分(セラミドなど)を肌に沢山入れて潤ったとしても、潤った肌に蓋をする成分がなければ、どんどん蒸発する一方です。
そのため、潤いが蒸発しないように蓋をする役割であるコラーゲンなども配合されている成分を選ぶことがポイントですよ。
老化
加齢も乾燥肌になってかゆみを生む1つの原因です。
どうして加齢と共に乾燥肌になりやすいのかというと、人間の皮膚の潤いは生まれた時からどんどん減少傾向にあるからです。
例えば、赤ちゃんのあの羨ましいほどのプルプル肌。
あれだけの弾力はどんな成分が肌に含まれているからなのかというと、「Ⅲ型コラーゲン」という成分が肌にあるからなのです。
このⅢ型コラーゲンは、赤ちゃんだけが保有している貴重な潤い成分なんですよ。
また、20代をピークにその他の潤い成分(コラーゲン・ヒアルロン酸・エスチン)も減少していきます。
このように、私たちが生まれた時から持っている潤い成分は、年齢と共に減少していくため、どうしても乾燥肌に傾いてしまいます。
→老化による対処法
では、そんな老化による乾燥肌の対処法はどうしたらいいのでしょうか?
「老化は止められないから仕方ないのでは・・」と思う人もいるかもしれませんが、老化からくるかゆみを緩やかに遅らせることは可能なはず。
そこでおすすめしたいのが、スキンケアはもちろんのこと、日々の生活習慣の中でも肌に良い食べ物を摂取するということです。
老化が原因でかゆみが出ていると感じた時には、
・浸透力の高い潤い成分
・お肌のバリア機能を高める潤い成分
の両方を取り入れる必要があります。
個人的におすすめするのが卵殻膜成分やヒト幹細胞エキスの配合されているスキンケアを選ぶことです。
卵殻膜には、赤ちゃんだけが唯一持っていると言われるⅢ型コラーゲンが含まれているんですよ!
また、ヒト幹細胞エキスを肌に浸透させることで、衰えた細胞を元気にする働きが期待できるため、根本的に乾燥肌をケアすることも。
そして、日々の生活習慣では、睡眠をしっかりと取ったり、ストレスをためない、また潤い成分の生成に役立つ食べ物を積極的に摂取することをおすすめします。
例えば、ビタミンCが含まれる食べ物なんてとてもおすすめです。
ビタミンCは、老化の原因である活性酸素を無害化する働きが期待できるほか、コラーゲン繊維の結束を強くする役割もあります。
そのため、意識的に食べ続けることで、内側からふっくらした肌へと導きます。
入浴
「お風呂は潤うんじゃないの?」って不思議に思う人もいるかもしれませんが、入浴中は肌に留まっていた保湿成分が流れ落ちやすいため、乾燥肌の引き金になることもあります。
また、体を洗う時にも肌をゴシゴシこすりすぎることは乾燥肌の原因になります。
これは、肌に刺激を与えることで、かゆみを感じる神経が過敏になりやすくなってしまうからです。
→入浴による対処法
では、入浴から乾燥肌を招いてしまう時にはどんな対処法をしたらいいのか?
おすすめの対処法は、
・温度を下げる
・保湿剤を入れる
という方法です。
お風呂の温度が高ければ高いほど、入浴している間に潤い成分は流れ落ちてしまいます。
そのため、入浴する時の温度は大体39度くらいのぬるま湯にゆっくりと浸かることがおすすめ。
また、浴槽の中に保湿できる入浴剤を入れることで、お風呂から上がった後の肌を乾燥から防いでくれます。
まとめ
乾燥肌でかゆいと感じる原因は主に3つ。
・空気の乾燥
・老化
・入浴
でした。
空気の乾燥では、室内の湿度を調節したり潤いを逃さない潤い成分を肌に与えてみてくださいね。
そして、老化の場合は生活習慣から見直していくことで乾燥肌を緩やかにすることが期待できます。
最後に入浴も、あまり高い温度で入っていると潤いがどんどん抜け落ちてしまうため、できるだけぬるま湯にゆっくり浸かるようにしたいですね。